ペルシャ絨毯【ウール】ビルジャンド(ムード)118×80(cm) *3155MZ
元の価格は ¥110,000 でした。¥99,000現在の価格は ¥99,000 です。 (税込)
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商品情報
⚫︎ビルジャンドで製作される絨毯の約7割がヘラティ・パターンの作品であると言われます。
その大半はメダリオン・コーナーもしくはメダリオンのみを持つもので、本作のようなオール・オーバー・パターンの作品は、それほど多くありません。
小紋を連想させる細やかなヘラティ文様はわが国でも人気がありますが、パステルカラーを多用した本作は日本人にも馴染みやすいものでしょう。
わかりにくいかもしれませんが、フィールドの地色はキナリ色ではなく染色されたベージュ色です。
また、パイルの一部に絹を使うパート・シルクの技法が用いられています。
パイルには地元産の良質なウールが使用されており、その上、織りは緻密で品質から見てもお勧めできる一枚です。
洋風はもちろん、和風のお玄関にもぜひ。
⚫︎ビルジャンドはイラン中東部、南ホラサン州の州都で、海抜1455メートルの不毛の谷にある低い丘陵地帯にあります。
フスフ川によって南北に分断されるこの町は、かつて半独立の君主の居城であり、隊商の中心地でもありました。
近年、工業化が急速に進み、イラン東部においてはマシャド、ザヘダンに次ぐ主要都市になりつつあります。
気候は乾燥していて昼夜の寒暖差が大きく、サフラン、メギの産地として知られています。
ビルジャンドはペルシャ絨毯の産地としても有名で、地元産の高品質なウールを用いた絨毯製作はこの町の主要な産業の一つです。
ビルジャンドで製作される絨毯は「シャムス」と呼ばれる丸いメダリオンを持つヘラティ文様が半数を超えます。
織りは緻密でパート・シルクの技法も使われている割に価格は他産地の同レベルのものより安く、コストパフォーマンスに優れた絨毯であると言えるでしょう。
ヘラティ文様以外のデザインではパネル文様やシャー・アッバス文様を用いたものがありますが、デザインのバリエーションはあまり多くありません。
ビルジャンドの南東40キロにあるムードでは、極めて質の高い絨毯が製作されていました。
今日では、ビルジャンド周辺域で産出される絨毯の最高級品をムードと呼ぶのが慣例となっています。
⚫︎普段の手入れは週に1度、パイルの流れに沿って軽く掃除機をかけるか箒(ほうき)で掃いてください。
ロボット掃除機はフリンジを傷めてしまうため、使用を控えるかフリンジを絨毯の内側に織り込んでから起動させるようにしてください。
何かをこぼした場合はスプーンなどを用いて掬い取り、その後、水で濡らして固く絞ったタオルなどで汚れを除去します。
水で薄めた中性洗剤なら使用しても構いませんが、できるだけ擦らないようにしてください。
乾いたタオルなどで水分をしっかりと拭い取ってから、ドライヤーで乾燥させます。
クリーニングは10年に1度、必ず手織絨毯専門のクリーニング業者に依頼してください。
自分で洗ってしまうと、絨毯に修復不可能なダメージを与える可能性があります。
保管する際には防虫剤をお忘れなく。
⚫︎その他ご不明な点があれば遠慮なくお問い合わせください(※お問い合わせの際には、必ず品番をお伝えくださいますようお願いします)。

























