ジュフティ結びについて|ペルシャ絨毯専門店フルーリア東京

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ジュフトはペルシャ語で双子のことで、それが付属語となったジュフティは「双子の」という意味。

ペルシャ絨毯ではペアで製作された作品をそうよびますが、結びの種類を指してよぶこともあります。

結びの種類のジュフティ、すなわちジュフティ結びとは、本来2本の縦糸に絡めるべきパイル糸を3本から4本の縦糸に絡める結び方。

イスファハンやナイン、ビルジャンドやムード、ケルマンなどで用いられることがあり、いくつかのパターンがあります(画像参照)。

ジュフティ結びの数々 ジュフティ結びの数々

ジュフティ結びの数々 ジュフティ結びの数々

ジュフティ結びの数々 ジュフティ結びの数々

ジュフティ結びの数々

ジュフティ結びは色糸を節約し製作時間を短縮できる反面、結ばれた箇所の堅牢度を弱め絨毯の寿命を縮めてしまいます。

これの有無やその割合によって絨毯の値段は変わってくるのが本来ですから、これらの産地の絨毯を購入する際にはぜひ知っておいた方がよいでしょう。

ジュフティ結びで結ばれた箇所はよく見ると結び列にやや違和感があり、薄っぺらでスカスカとした手触りです。

その点に注意すれば見破ることはできるのですが、ペルシャ絨毯の販売に携わる者の中にも見破ることのできない者が結構いるのが実際ですから、素人には難しいかもしれません。

ジュフティ結びは同色の糸が連続して結ばれる箇所に使用される傾向があります。

なおトルコ結びを用いてジュフティ結びをすることも可能ですが、いまのところトルコ結びのペルシャ絨毯にこれが使用されることはないようです。

ジュフティ結びが用いられたケルマン絨毯の表と裏 ジュフティ結びが用いられたケルマン絨毯の表と裏

ジュフティ結びが用いられたケルマン絨毯の表と裏

ペルシャ絨毯専門店フルーリア東京

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