ペルシャ絨毯【逸品ウール】イスファハンW-5217M 235×150(cm)

¥2,200,000 (税込)

在庫1個

品番
W-5217M
寸法
235×150(cm)
厚み
8.1㎜(ベルト込)、6.1㎜(本体)
結び
ペルシャ結び、約81万ノット
工房
ゾルファガリ(物故作家)
定価
2,200,000
カテゴリー: サイズ:

商品情報

⚫︎20世紀後半の名工房の一つであるゾルファガリ工房の作品です。
既に消滅してしまった工房の作品なので、極めて貴重。
製作されてから30年以上が経っていますが、完全未使用の状態です。
ゾルファガリはガファリアンやザジャージらと並んで正統派イスファハン絨毯の製作で定評のある工房でした。
日本ではそれほど知られていないものの、イランの絨毯界ではとても有名です。
本サイトの【有名なペルシャ絨毯工房】でもぜひ取り上げたかったのですが、資料がほとんど見つからず叶いませんでした。
ゾルファガリ工房で製作された絨毯には奇を衒ったものはなく、メダリオン・コーナー・パターンのオーソドックスなものばかりです。 しかし、織りは緻密かつ堅固で、素材にも最高級のものが使用されています。
もともと製作数が少なかったからか、現在ゾルファガリの作品を見つけれのはイスファハンの絨毯バザールへ行っても困難です。
確実にオールド、アンティークへと育ってゆく優れた一枚と言ってよいでしょう。

⚫︎イスファハンはイラン中央部に位置するイスファハン州の州都で、イランで最も歴史ある都市の一つです。
この町はは、かつてサファヴィー朝の首都として繁栄し、その様は「イスファハン・ネスフェ・ジャハン」(イスファハンは世界の半分)と讃えられました。
セルジーク朝期以来の建築物がたくさん残されており、町中が博物館のようです。
とりわけイマームの広場は有名で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
イスファハンは工芸の町としても知られており、ペルシャ絨毯やガラム・カール(更紗)、ミナ・カーリー(エナメル 細工)、ハタム・カーリー(象嵌細工)等々の生産が盛んです。
この町で製作される絨毯はイランで最も高品質なものとして知られており、通常はシルクの縦糸とコルク・ウールと呼ばれる柔らかな羊毛がパイルに使用されます。
パイルの一部にシルクを用いるパート・シルクも一般的で、芸術の都の名に相応しいペルシャ絨毯を産出しています。

⚫︎普段の手入れは週に1度、パイルの流れに沿って軽く掃除機をかけるか箒(ほうき)で掃いてください。
ロボット掃除機はフリンジを傷めてしまうため、使用を控えるかフリンジを絨毯の内側に織り込んでから起動させるようにしてください。
何かをこぼした場合はスプーンなどを用いて掬い取り、その後、水で濡らして固く絞ったタオルなどで汚れを除去します。
水で薄めた中性洗剤なら使用しても構いませんが、できるだけ擦らないようにしてください。
乾いたタオルなどで水分をしっかりと拭い取ってから、ドライヤーで乾燥させます。
クリーニングは10年に1度、必ず手織絨毯専門のクリーニング業者に依頼してください。
自分で洗ってしまうと、絨毯に修復不可能なダメージを与える可能性があります。
保管する際には防虫剤をお忘れなく。

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