ペルシャ絨毯を額装するには?

ペルシャ絨毯を額装するには?

ペルシャ絨毯を額装するには?

[画像:額装されたアフシャリ・ソマック]

ペルシャ絨毯をタペストリーにされる方はこれまでも多かったのですが、最近InstagramやpintarestなどのSNSには、ペルシャ絨毯を額装して壁に飾る例が見られるようになりました。
ペルシャ絨毯を額装する際には、いくつかの手順や注意点を考える必要があります。
これはペルシャ絨毯を保護しつつ、インテリアとして美しく飾るために重要なことです。

今回はペルシャ絨毯を額装する際の手順や注意点について解説しますが、ご自分で作業されることについては、まったくお勧めしません。
作業の途中で絨毯を傷めてしまったり、イメージよりも大きくなってしまうことがあるからです。
何よりも、作業に適した広くて平らな場所を確保するのは結構大変です。
しかし、中にはお金をかけたくない、あるいはDIYが好きなどの理由から、どうしても自分でやりたいとおっしゃる方もいるでしょう。
そうした方に向けてペルシャ絨毯の額装の仕方を解説しますが、もし失敗したとしても当方はいっさい責任を負いませんので、作業は必ず「自己責任」で行なってください。

それではペルシャ絨毯を額装する手順について解説することにします。
まず、ペルシャ絨毯をクリーニングします。
クリーニングは専門の業者に依頼するのが必須です。
自分で洗ってしまい、大切なペルシャ絨毯を見るも無惨な姿にしてしまった例を、いままで何度も見ています。
絨毯自体を駄目にしてしまったのでは、額装どころではありません。

クリーニングが終わったら、次は絨毯のサイズを測り、絨毯のサイズに適した額のスタイルやデザインを選びます。
額にはたくさんの種類がありますから、モダンものやクラシックなものまで、自分の好みや、設置する部屋のインテリアに合わせて選ぶことができるでしょう。
ここまでが準備の段階です。

さて、いよいよ額装に入ります。
額は油彩用のものを使用してください。
絨毯よりも一回り以上大きな余裕のあるサイズを選ぶのが肝要です。
裏板は絨毯をしっかりと固定できるよう、適切な素材を選ぶ必要もあります。
安定性を考え、裏板の厚みや強度を考慮しなければなりません。

絨毯を裏板に固定する際は、ペルシャ絨毯が傷まないように細心の注意を払う必要があります。
まず裏板に絨毯を取り付け、美しく見えるようにします。
この際、両面テープや接着剤を使うのは絶対にやめてください。
これらは絨毯に修復不能なダメージを与えてしまいます。
一例としてはマットボードにマジックテープの片方(雄雌どちらでも可)を貼り付け、絨毯にはマジックテープのもう片方を縫い付けて絨毯を取り外しできるようにすると絨毯が傷みません。
マジックテープを使用する方法は、日本唯一の絨毯博物館として知られる神戸の白鶴美術館でも採用されています。

ガラスやアクリルを入れると絨毯に埃が付着するのを防いでくれる一方、湿気を閉じ込めてしまい、カビが発生する原因になることがあります。
ガラスは重いのと万が一破損した場合、破片がパイル内に入る可能性があるので、あまりお勧めできません。

最後に、額装したペルシャ絨毯を気に入った場所に掛けますが、直射日光を避けることや、湿気の少ない環境で展示することが肝心です。
適切な照明を考慮し、絨毯の色合いが最も美しく見えるように工夫するのもよいでしょう。

以上がぺルシャ絨毯を額装する基本的な手順です。額装を行うことで、絨毯の美しさを引き立てるとともに、長期間その価値を保つことができるでしょう。
ただし、初めに述べたようにご自身の手による額装は、まったくお勧めしません。
最悪の場合、大切なペルシャ絨毯を駄目にしてしまう可能性があることも考慮した上で、自己責任で作業されますようお願いします。

画像出典:SEKAIDO ONLINE SHOP
https://webshop.sekaido.co.jp/feature/1414/

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