イラン政府がペルシャ絨毯の輸出規制を緩和

イラン政府がペルシャ絨毯の輸出規制を緩和

イラン政府がペルシャ絨毯の輸出規制を緩和

[第 話]

2023年8月21日、イラン国立カーペットセンター(INCC)のファラハナズ・ラフィ所長は、イラン政府は絨毯業界からより多くの外貨収入を生み出そうとする中で、ペルシャ絨毯の輸出規制を緩和することを公表しました。
イラン政府による規制緩和はペルシャ絨毯の輸出業者に対し、輸出による収益に応じた額の徴収を廃止するものです。
この措置は、高品質の手織絨毯として世界的に知られるペルシャ絨毯の輸出を促進することを目的としていると述べました。

彼女は、イランのほぼすべての輸出業者に適用される輸出収益からの徴収が、過去数年間多くのカーペット輸出業者の意欲を削ぎ、出荷量の大幅な減少に繋がっていたとしました。
イラン税関の統計によると、ペルシャ絨毯の輸出は、3月下旬までの暦年で僅か5000万ドルという過去最低にまで急落しました。
この数字は、イランが米国の制裁を受ける直前の2018年に記録された7億ドルという数字を遥かにに下回っています。
しかしラフィ氏は、税関の統計はペルシャ絨毯の輸出の実際の状況を反映していないと述べ、多くの輸出業者が米国の制裁による国際送金及び輸出の制限を回避するために、ヨーロッパなどに商品を一時輸出していると付け加えました。

非公式の推計によれば、イランは3月下旬までの暦年で4億~5億ドル相当の手織りカーペットを輸出しており、その収入はイランが前回の国際制裁から脱したばかりの2015年に報告された水準に匹敵しています。
ラフィ氏はイランのカーペット輸出に関する規制を緩和することで、近い将来に出荷量が大幅に増加することを期待していると語りました。

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