［第　話］

ペルシャ絨毯を使ったモダンなインテリアは、多くの人から好まれるインテリアスタイルの一つです。
モダンなインテリアにペルシャ絨毯を採り入れる際に誰もが考えるのは、どのようなデザインや色のペルシャ絨毯を選べばよいかということでしょう。
ペルシャ絨毯をモダンなインテリアに採り入れる際、特に赤色の絨毯を敷く場合は、周囲と調和するようにソファとカーテンの色を慎重に選ぶ必要があります。
ここでは、モダンなインテリアとペルシャ絨毯を組み合わせる際に最も重要な点を述べてみます。

ペルシャ絨毯は世界で最も美しい絨毯で、複雑無比なるデザインと鮮やかで豊富な色合いが特徴です。
ペルシャ絨毯とモダンなインテリアを組み合わせる際に色の選択を間違えてしまえば、部屋が煩雑に見え、ペルシャ絨毯の素晴らさが半減してしまいます。
ペルシャ絨毯をモダンなインテリアに合わせる際は、部屋やホールのベースとすることをお勧めします。
ペルシャ絨毯のデザインは複雑です。
リビングルームのインテリアが完成した後にペルシャ絨毯を敷こうとすると、相容れない箇所が見つかってしまい、望んだ結果が得られない可能性が出てきます。

本来、ペルシャ絨毯は現代の住宅のインテリアにもマッチするものです。
モダンなインテリアとクラシックなペルシャ絨毯を組み合わせることは実は難しいことではありません。
問題となるのは色選びです。
明るい色を選び、テクスチャーの少ないモダンな家の装飾用のカーペットが必要な場合は、暗い色が支配的で、小さくても大きなデザインの手織りカーペットを使用することをお勧めします。
一般的に、モダンなデザインのカーペットは少し難しい場合があります。
この課題を克服するには、空間内のカーペットを改良し、手作りのカーペットを使用したモダンな装飾に関するいくつかの原則とヒントに従って、バランスの取れた空間を作成する必要があります。

ペルシャ絨毯のデザインはとても目を引くので、色のことをつい忘れてしまうかもしれません。
しかし、ペルシャ絨毯のベースカラーに着目することで、モダンなインテリアにより簡単に、より適切にペルシャ絨毯を合わせることができるのです。
たとえばペルシャ絨毯のベースカラーが青色の場合、文様が黄色やオレンジ色であったとしても、インテリアには青色の要素を使用することをお勧めします。
様々な青色のアイテムを加えると、インテリアが単調にならず、よい調和が生まれます。
またペルシャ絨毯のベースカラーが明るい色であれば、壁紙やカーテンの色に採り入れることもできます。
ペルシャ絨毯のベースカラーを家の他の要素に使用すると、ペルシャ絨毯がより印象的に見え、さらに部屋全体が纏まります。

ペルシャ絨毯をモダンなインテリアに合わせる場合の色の話はこれで終わりません。
モダンなインテリアでは、空間の色のコントラストも重要です。
複雑なデザインを持つペルシャ絨毯をリビングルームに敷くときは、白やベージュなどの中間色を使用するのが最も無難です。 しかし、リスクを恐れないことは決して悪いことではありません。
壁または家具の色をペルシャ絨毯の色と対照的にすることで、部屋はより印象的になります。
もちろん、ペルシャ絨毯だけでなく家具やカーテンの色もよく映えます。
このように対照的な色を自信を持って選択するために、カーペット自体で組み合わせを使用することもできます。

暗い色調のペルシャ絨毯とモダンなインテリアを組み合わせるには、ペルシャ絨毯を使用したモダンな装飾のヒントと原則を知る必要があります。
暗い色調のペルシャ絨毯と暗い色調のソファを組み合わせるとインテリアに負の影響を与えます。
ペルシャ絨毯は高価なものが多いので、家の中の他のアイテムよりも目立つようにする必要があります。
暗い色のペルシャ絨毯には明るい色の家具を合わせることをお勧めします。

カラフルなペルシャ絨毯は組み合わせが自由になります。
ペルシャ絨毯が単色ではなく他の色があれば、それをうまく利用してソファやカーテンと一体感を出すことができます。
最初にカーペットを選び、それに応じて家具を選べば失敗することはありません。
このコーディネートは、現代物のペルシャ絨毯に最適です。
なぜなら、現代物のペルシャ絨毯にはアンティークやオールドと違ってカラフルな作品が多いからです。

さて、ペルシャ絨毯をモダンなインテリアに取り入れる際には、他の絨毯やラグとのレイヤリングを検討することで、独自のスタイリングを楽しむことができます。
異なる素材やデザインの組み合わせにより、空間に奥行きやテクスチャーを与えることができます。
複数の小さなペルシャ絨毯を少し離れた場所に敷いて、より大きなラグを作ることもできます。
これらは、他のペルシャ絨毯を補完したり対照的なものにすることができます。

ペルシャ絨毯のパターンについては、これまで何度も述べてきましたが、何もない空間でも同じことが言えます。
特に大きなホールや広い和室では、スペースを埋めるのに十分な家具がないことがよくあります。
あえて家具を置くことを避けているのかもしれませんが、それではあまりにも殺風景です。
殺風景な空間は来客者にあまりよいイメージを与えない可能性があります。
こうした場合、そのスペースをペルシャ絨毯で埋めることができます。
それは玄関や廊下でも同じです。
玄関や廊下には小さめのペルシャ絨毯やランナーを敷くのがよいでしょう。

ペルシャ絨毯をモダンなインテリアに取り入れる際には、自分の好みやスタイルに合わせてアレンジすることも大切です。
絨毯の魅力や独特なデザインを活かしながら、空間全体をバランスよく演出することで、美しいインテリアを創りあげることができます。