新商品が入荷しました。 今回の入荷分はヨーロッパからで、アンティーク・オールドのペルシャ絨毯とトライバルラグです。
アンティークやオールドの良品は年々少なくなっています。
優れた色柄と品質、稀少性を持ち、なおかつ状態のよいものとなると何百枚に1枚というのが現実である上、価格的にもお安くご提供できるものとなれば更に数は絞られます。
古い絨毯なら何でもよいといういうのなら話は別ですが、これらの条件を満たすものを仕入れるのは一筋縄ではゆきません。
これはまさに「目利き」の世界です。
それを達成するためにはこちらが目利きであることに加え、買付を代行してくれる現地エージェントも同様に目利きである必要があります。
サザビーズやクリスティーズのオークションで購入すれば楽ではありますが、売価は恐ろしいほど高額になってしまうのです。
弊社では、以前ペルシャ絨毯をはじめとするオリエント絨毯の専門誌を発行していた目利きのエージェントに仕入れを依頼しています。
彼の知識と眼力は素晴らしく、それは入荷品をご覧いただければお分かりいただけるはずです。

さて、今回の入荷品は1910年頃のモフタシャン・カシャーンや1940年頃のナイン・ツデシケ、1970年代のタブリーズ・マラランやモハンマド・ジャムシディが製作したクム・ウール、1940年代のミルザ・アリー文様のセネ産や1930年代のバクチアリの遊牧民の作品等、貴重なものばかりです。
これらをご覧いただければ、あちらこちらでアンティークと称して販売されている、ゴミ同然の絨毯とは、まったく違うことがお分かりいただけるでしょう。
ヨーロッパからの入荷品はクリーニングが甘いものが多いので、再度クリーニングを施した後、ホームページに掲載します。
久々のアンティーク・オールド絨毯の入荷ですので、ご興味のある方はお問い合わせください。
ちなみにイランのバザールで販売されているアンティークやオールドのペルシャ絨毯は、欧米から逆輸入されたものが多く含まれているのが現実です（だから値段も高い）。

※画像左から：モフタシャン・カシャーン、セネ産（ミルザ・アリー文様）、ナイン・ツデシケ、バクチアリ産（他にもいろいろあります）