商品情報

一見、カビ（額縁文様）のように見えますが、よく見るとすべてマヒ（ヘラティ文様）によって構成されている、とても凝ったデザインです。
確証はありませんが、デザインが非凡であること、メイン・ボーダーとサブ・ボーダーが同じ幅であることから、ハジ・ジャリリかその門下生によって製作されたものではないかと考えます。
製作されてから100年以上が経過していますが、パイルは完全に残っており、本体に修理箇所はいっさいありません。
エッジはかなり前に取り替えられていましたが、フリンジ根本のキリムの部分は完全に残っていました。
フリンジだけは短くなっていたので、ケルマン絨毯のところで紹介したイスファハンの修理職人にキリムを残して、フリンジだけを再生してもらいました。

⚫︎普段の手入れは週に1度、パイルの流れに沿って軽く掃除機をかけるか箒（ほうき）で掃いてください。
ロボット掃除機はフリンジを傷めてしまうため、使用を控えるかフリンジを絨毯の内側に織り込んでから起動させるようにしてください。
何かをこぼした場合はスプーンなどを用いて掬い取り、その後、水で濡らして固く絞ったタオルなどで汚れを除去します。
水で薄めた中性洗剤なら使用しても構いませんが、できるだけ擦らないようにしてください。
乾いたタオルなどで水分をしっかりと拭い取ってから、ドライヤーで乾燥させます。
クリーニングは10年に1度、必ず手織絨毯専門のクリーニング業者に依頼してください。
自分で洗ってしまうと、絨毯に修復不可能なダメージを与える可能性があります。
保管する際には防虫剤をお忘れなく。

⚫︎その他ご不明な点があれば遠慮なくお問い合わせください（お問い合わせの際には、必ず品番をお伝えくださいますようお願いします）。

⚫︎こちらの商品は板橋のサロンでご覧いただけます。