商品情報

■「ガビ」と呼ばれる額縁文様がユニークなヤラメ産のトライバルラグです。
最近の作品で、従来のヤラメ絨毯にはなかった若草色や空色が使われており、カラフルで楽しい雰囲気。
赤色の地にキナリ色がアクセントになっていて、くっきりとした力強さも感じます。
玄関に敷くとパワーを貰えることでしょう。
小さなサイズのヤラメ絨毯は形が歪んでいるものが多いのですが、本作は形も整っており、とてもよい仕上がりです。
ヤラメ絨毯は縦横糸にもウールが使用されています。

■ヤラメはイラン中央部イスファハン州のタルカンチェ村周辺に居住する部族です。
ヤラメの出自については不明な点が多く、カシュガイを起源とする説とルリを起源とする説があります。
主な収入源は農業や牧畜業、手工業ですが、ヤラメが製作する絨毯は、独特なデザインと高度な職人技で知られています。
高品質なウールを手紡ぎし天然染料で染めあげたヤラメ絨毯には、遊牧民の文化的価値観と日常生活を反映したシンボルやモチーフが織り込まれます。
大胆な赤色や青色、オレンジ色が多用されており、実にカラフルです。
ペルシャ結びが用いられますが、1平米あたり16万ノットから25万ノットほどと部族の絨毯としては質は高く、しなやかながら耐久性があります。
近代化と都市化の圧力が強まる中、ヤラメの人々は絨毯製作の伝統を守り続け、その技術と知識を世代から世代へと伝承しています。
ヤラメ絨毯は彼らの文化的アイデンティティと遺産を表現する重要な手段ともなっているのです。

■普段の手入れは週に1度、パイルの流れに沿って軽く掃除機をかけるか箒（ほうき）で掃いてください。
ロボット掃除機はフリンジを傷めてしまうため、使用を控えるかフリンジを絨毯の内側に織り込んでから起動させるようにしてください。
何かをこぼした場合はスプーンなどを用いて掬い取り、その後、水で濡らして固く絞ったタオルなどで汚れを除去します。
水で薄めた中性洗剤なら使用しても構いませんが、できるだけ擦らないようにしてください。
乾いたタオルなどで水分をしっかりと拭い取ってから、ドライヤーで乾燥させます。
クリーニングは10年に1度、必ず手織絨毯専門のクリーニング業者に依頼してください。
自分で洗ってしまうと、絨毯に修復不可能なダメージを与える可能性があります。
保管する際には防虫剤をお忘れなく。

■その他ご不明な点があれば遠慮なくお問い合わせください（お問い合わせの際には、必ず品番をお伝えくださいますようお願いします）。