[第　話]

ペルシャ絨毯は他の絨毯に比べると高価であるため、通常は店頭で販売されます。
ただし、近くにペルシャ絨毯専門店がない、あるいは忙しくて行く暇がないという方もおられるでしょう。
そんなときに頼りになるのがオンラインショップです。
信頼できるペルシャ絨毯専門店からオンラインで購入すると、わざわざ出かける手間が省けるだけでなく、複数のペルシャ絨毯を一度に見比べることができるという利点もあります。
自宅に居ながら、様々なペルシャ絨毯を比較しながら部屋に合わせることができるのです。

ペルシャ絨毯をオンラインで購入するに際しては、事前に明確にしておくべき点がいくつかあります。
予算や自らの好み、サイズ、インテリアのスタイルなどです。
何十年も使用できる高品質のペルシャ絨毯を購入するには、慎重な検討が不可欠といえます。
それでは自分が希望するペルシャ絨毯をどうやって購入すればよいのでしょうか？
オンラインショップでペルシャ絨毯を購入する際の手順を以下にに記します。

1. 予算を決める
ペルシャ絨毯は価格に大きな幅があります。
まずしなければならないことは、大方の予算を決めることです。
あらかじめ予算を決めておけば、商品の選択肢を絞ることができますし、商品を選ぶ際の時間の短縮にもなります。

2. 自らの好みを明確にする
ペルシャ絨毯には様々なデザインや色があるため、どのようなペルシャ絨毯が欲しいかを決めておくことが必要です。
シティラグやビレッジラグかトラバルラグか、素材はウールかシルクか、デザインはメダリオン柄か総柄か、色は何色か等々。
自分が何を望んでいるのかを明確にしておけば、迷って決められなくなることはありません。

3. 大まかなサイズを決める
ペルシャ絨毯を探す前に、おおまかなサイズを決めておくとスムーズです。
玄関に敷くのかリビングに敷くのか、はたまたダイニングテーブルの下に敷くのか。
椅子は前脚だけ載せるのか後脚まで載せるのか。
形は長方形がよいのか正方形がよいのか。
スペースいっぱいに敷くのか余裕を持って敷くのか等々。
床に新聞紙を置いたり、マスキングテープを貼ったりすれば分かりやすいです。

4. オンラインショップを探す
検索エンジンでペルシャ絨毯を販売しているオンラインショップを検索します。
複数のショップを比較して、自分の好みに合ったペルシャ絨毯を取り扱っているところを選びましょう。
オンラインショップを探す際には海外のショップは避けるのが無難です。
一般に外国人は日本人ほど細かい部分にこだわりませんから、傷のある絨毯が届くことがあります。
また注文した商品とは異なるものが届くこともあります。
これらの返品や交換には面倒な手間と長い時間に加え、高い国際送料がかかります。

5. ショップの信頼性を確認する
購入を検討するオンラインショップの信頼性や評判を確認しましょう。
スタッフが顔出ししているか、実店舗はあるか、ペルシャ絨毯に関する知識は豊富か、品質のよいペルシャ絨毯を取り扱っているか、返品や交換の条件はどうか、配送や支払い方法などの詳細を確認しておくと安心です。

6. 商品を選ぶ
サイトで取り扱っている手織りのペルシャ絨毯の中から、自分の好みやインテリアに合ったものを選びます。
サイズや色合い、デザイン、ノット数などを検討し、複数の選択肢を比較して検討しましょう。

7. 商品の詳細を確認する
商品ページで手織りのペルシャ絨毯の詳細を確認します。
サイズや素材、織り方、デザイン、価格などの情報をしっかりと確認し、購入を検討します。
再度、新聞紙やマスキングテープを用いてサイズを確認すると安心です。

8. 注文する
商品を選択したら、サイトの指示に従い注文を確定し、支払いを行います。
クレジットカードや電子マネー、銀行振込など、各サイトで利用可能な支払い方法を選びましょう。

9. 商品を受取る
注文が確定するとペルシャ絨毯が配送されます。
配送状況の確認や到着時の受け取り方法を把握し、商品が届いたらすぐに全体を細かくチェックしてください。
著しく商品説明と異なる場合は、ショップに連絡した上、返品するか他の商品と交換してもらいましょう。
一定期間を過ぎると返品や交換ができなくなることがあります。

以上の手順に従えば、ペルシャ絨毯をオンラインで購入することができるはずです。
ただし、写真と現物のはイメージが異なる場合もあります。
そんなときは遠慮することなく、ショップに連絡し、返品または交換したい旨を伝えてください。
優良なオンラインショップであれば、必ずや誠意的な対応をしてくれます。
もし万が一、悪質なショップで購入してしまった場合は、あれやこれやと理由をつけて返品・交換を断ろうとする、あるいは販売価格の何パーセントかを手数料として要求してくることがあるかもしれません。
ホームページに記載してある返品条件と異なる場合は、毅然とした態度で望み、返品を受け付けないようなら直ちに消費者センターなり法テラスなりに相談することをお勧めします。