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ペルシャ絨毯をインテリアに採り入れることは、その大胆でエキゾチックな美しさと、2500年の歴史に伴う悠久の浪漫を楽しむことができます。
しかし、疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
果たして柄のあるソファにも合うのか？
カーテンなどと喧嘩することはないのか？

インテリアに精通したお客様でさえ、時々このような質問をされることがあります。
そこで、ペルシャ絨毯をインテリアに採り入れるためのアドバイスをいくつか紹介したいと思います。
これら5つの簡単なアドバイスに従うだけで、「糸の宝石」と呼ばれるペルシャ絨毯を、まるで部屋に誂えたかのように見せることができるでしょう。

1. 自分の好みのスタイルを知る
あなたの家はモダン、クラシック、ボヘミアン、あるいはそれらをミックスしたものですか？
安心感ある落ち着いた空間にしたいですか？
あるいは活気に満ちた楽しい空間にしたいですか？
自分の好みのスタイルを知ることは、ペルシャ絨毯をインテリアに採り入れる第一歩です。
想像力を膨らませて、ペルシャ絨毯をどこにどのように敷くかを試行錯誤してみましょう。
それもまた楽しい時間になるはずです。

2. 色を合わせる
色は部屋の統一感を生み出す最も重要な要素の一つです。
シンプルでモダンなインテリアであっても、アンティーク調のクラシックなインテリアであっても、あるいは風変わりで個性的なインテリアであっても、大切なのはバランスです。
背景が白やグレーといった無彩色であれば、どのようなペルシャ絨毯でも素晴らしいアクセントとなり得る可能性が十分にあります。
鮮やかな赤や青を使用したトライバルラグであったとしても、淡いどちらかの色をクッションやテーブルセンターに採り入れることで、自然な調和が図れます。
クム産のシルク絨毯のように、明るめなトーンで繊細な絨毯の場合は、同じ系統の濃い色をインテリアアクセサリーに使用するとよいでしょう。
壁紙やカーテンに多くの文様がある場合は、同じ色の絨毯を選ぶことにより、異なるデザインに一体感をもたらすことができます。

3. 文様を組み合わせる
色に次いで、デザインも考慮する必要があります。
一つの部屋に大胆な文様がたくさんあると、部屋が暗く狭く見えてしまいます。
また複雑な文様が多すぎると、せわしく落ち着きのない印象を与えてしまいます。
繰り返しますが、大切なのはバランスです。
壁紙やカーテンの文様が細かい場合は、存在感のある大胆なデザインのペルシャ絨毯を敷くとよいでしょう。
逆に、大胆な文様がある場合は、繊細なデザインの絨毯が違和感のないコントラストを生み出します。
どちらの場合も、全体的な効果が圧倒的にならないように、単色または無彩色でパターンを分割することが重要です。

4. クラシックとの対比
一部を除くとペルシャ絨毯のデザインはクラシックを基調としているので、クラシックなアイテムと組み合わせてみてはいかがでしょうか。
クラシックなアイテム同士は絶対に喧嘩しません。
ソファにペイズリー柄のクッションを置いてみたり、お気に入りの椅子の上にチェック柄のひざ掛けを敷いてみたり、アンティークのコーヒーテーブルにアールデコ調のランプを置いてみたりしてましょう。
色と文様に注意さえ払えば、モダンとクラシックなアイテムを組み合わせ、エキゾチックな空間を創り出すことも可能です。
完成され尽くされたデザインのペルシャ絨毯には、対極にある2つのものを結びつける効果があります。

5. ミスマッチの美を知る
あちこちで集めたお気に入りのアイテムが家にたくさんあるのに、一致させるテーマがない場合は、自分自身をテーマにしてみましょう。
気に入って家に持ち帰りたいと思うペルシャ絨毯は、ぴったりとフィットするはずです。
デザインのぶつかり合うアイテムを思い切って組み合わせることは、個性を具現し、見事な成功を収めることがあります。
以前、プーケットにあるツインパームスというホテルに宿泊したことがあります。
そこはシンプル・モダンな建物とタイの伝統的東屋が同居した、とてもオシャレなホテルでした。

あなたの部屋はあなたのものです。
既存のルールは大切ですが、それに捉われすぎると可もなく不可もない空間が出来あがってしまいます。
恐れることはありません。
どんどんチャレンジしてみましょう。
あなたの部屋もペルシャ絨毯もあなた自身のものなのですから。