アブドラヒム・シュレシの作品

アブドラヒム・シュレシの作品

アブドラヒム・シュレシの作品
アブドラヒム・シュレシの作品

イラン国立絨毯博物館に収蔵されている作品で、ミールザ・アガー・イマーミのデザインをもとにシュレシが製作したものとされます。
1920年代に製作されたものと推定される本作は、20世紀初頭におけるイスファハン絨毯の特徴をよく示しており、大きなメダリオンとフィールドの上下端まで伸びるペンダントが印象的。
綿密な計算に基づくバランスと細部にまで拘ったデザインは同時期に製作されたイスファハン絨毯の中でも傑出しており、それはフィールドを飾るパルメットやボーダーのアラベスクなどに顕著です。
波状に配されたガードもユニークな、名作とよぶに値する一枚といえるでしょう。

アブドラヒーム・シュレシの作品

こちらもイラン国立絨毯博物館に収蔵されている一枚。
1910年代に製作されたものと推定され、デザインはミールザ・アガー・イマーミによるものと考えられます。
細やかなアラベスクにより構成された大きなメダリオンには8つのガンディール(吊ランプ)を大胆に配し、それを取り巻くフィールドには鮮やかに彩色されたパルメットやアカンサスの葉、雲のリボンが美を競うかの如くに舞っています。
ボーダーは複雑に絡み合うイスリムによって埋め尽くされており、すべてにおいて生命力に満ち溢れた作品に仕上がっているといえるでしょう。
シュレシとイマーミのコンビによる最高傑作の一つです。

【アブドラヒーム・シュレシの解説】を見る

 

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